伊藤くんの言葉がすごく心に響いた。
そっか…みんな自分だけのストーリーがあるんだ。
そして、そのストーリーは自分。
わき役でも自分のストーリーはある。
勝手にわき役だとか思い込んでるだけで。
実際、さっきまでのあたしも思い込みかけてたし。
「そうだよね。伊藤くんのおかげで元気でた。」
そういって笑うと、伊藤くんも笑い返してくれた。
あたし…いつも伊藤くんに助けられてる。
伊藤くんに好きな人ができたら全力で応援したい、と心からそう思った。
それから、お互い練習があるからといって別れた。
練習は何個かのチームに分かれて行われる。
そして、不運なのかそれとも、幸運というべきなのか…あたしは翼くんと千鶴ちゃんと同じチームになったのだ。



