あたし、こんなのダメダメじゃん。 伊藤くんと一緒にいるのに翼くんのこと考えてるなんて。 「…って莉乙ちゃん聞いてる?」 「へっ…!?あ、ごめん…!考え事してて聞いてなかった!」 ヤバイヤバイ。 まったく聞こえてなかった。 もう今日は翼くんのことは忘れて伊藤くんとのデートを楽しむんだから。 「も~…莉乙ちゃんらしいな」 伊藤くんは怒るどころかそういってあたしに笑顔向けた。 「えへへ…ごめんね」 「全然。そろそろ着くから」 伊藤くんの言う通りショッピングモールまではすぐに着いた。