俺はこんなに莉乙のことで頭ん中いっぱいなのに…?
って…なんで俺があんなやつのことで悩んでイラついてんの。
意味わかんねぇー…。
なぁ、誰か教えてくれよ。
この無性に寂しい気持ちと悲しい気持ち、イライラする気持ちの理由を。
「翼?何してんの?」
そこに現れたのは千鶴。
俺の好きな人……
「いや、別になにも」
つい、素っ気ない返事になる。
俺…どうしちゃったわけ?
目の前には大好きな人がいるんだぞ?
いつもの俺なら絶対テンションが上がって『一緒に帰るぞ』なんて言うのに…今日は何故かそんな気分じゃない。
さっき、俺を諦めると言った莉乙の泣きそうな顔が頭から離れない。
こんなに悩みまくってるなんて俺らしくない。
莉乙といるといつも調子が狂う。



