「……っ!?」
突然のことに驚いて何も言えないでいると耳元から静かに落ち着いた声が聞こえた。
「俺…一年の時から安西ちゃんのこと知ってた。
ずっと、話しかけたかった。好きだったんだ」
え……?
伊藤くんが本当にあたしのことを好き?
「で、でもあんまり話したことないじゃん」
「そうだね。
でも、その1、2回話した時に俺は君に恋したの」
「え……」
だって、たった一回や二回だよ?
いや…あたしも人のこと言えないか。
あたしだって翼くんとまともに話したことなんかないのにずっと好きでいたんだから。
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