「……顔赤いし冷やせば?」 そういって渡されたのはキンキンに冷えてつめたい保冷剤。 まるで、今の翼くんみたいだった。 それはあたしの左頬に無理やり押し付けられて 保冷剤を受け取ると、 翼くんは何がおかしいのかふっ…と鼻で笑った。 「お前らお似合いじゃね? もういっそ、そのまま付き合っちまえば?」 あたしたちを蔑むような瞳で見てそういうと、足早に去っていってしまった。 あたし……完璧に失恋じゃん。 絶対翼くんに嫌われちゃったよ。 あたしはショックでそのまま床に座り込んだ。