「な、何よ…あんた!!」
先輩があたしのまさかの登場に酷く動揺している。
「妬みですか?かっこ悪いですよ、先輩」
あたしは顔も名前も知らない先輩にそう言った。
だいぶ、生意気だとは思うけどそんなことどうでもいいぐらいあたしはイラついていた。
「は、はぁ!?なんであたしが…!!」
「翼くんのことほんとに好きなら…
こんなことしないで翼くんに好きになってもらえるように努力すればいいじゃないですか…!!!」
好きなら好きでいればいい。
だけど、こんなやり方は間違ってる。
叶わないからって人に八つ当たりはダメ。
それは自分にも当てはまることだから……
今の言葉は自分に言ったようなもんだ。
「うるさいな…!!」
そういって、もう一度手をあげようとしたとき、黒い影があたしの前に現れた。
「やめろよ」
同時に愛しい人の声が聞こえてきた。



