「……そんな目で見てさ、誘ってんの?」
やけに色っぽい翼くんに声にドクンッと心臓が跳ね上がる。
どんどん近付いてくる綺麗な顔。
「…綺麗な唇してんな。キスしたくなる」
人差し指であたしの唇をなぞる。
体全身を流れてる血液がゾワッとなる。
ほんとにヤバイと思い始めたそのとき、
「なーんてな」
そういい、イタズラっぽく笑った。
「俺にキスした罰、その4。俺の肩を揉む刑」
「……へっ?」
翼くんの口から出た言葉はあたしが思っていた言葉とはまったく違う言葉だった。
全身に強ばって入っていた力が炭酸ジュースを開けた時みたいにプシューッ、と一気に抜ける。



