「んだよ」
やっと、あたしの声に反応した翼くん。
「どいてよ…!!」
「はぁ、しゃあねぇな」
そういって、どいてくれた…と思い、
ベッドから起き上がろうとしたら
ギシッとスプリングが軋む音がしたと思ったら、
あたしの体はいとも簡単に翼くんにベッドへと押し倒されていた。
目の前には翼くんの綺麗な顔がある。
こんなドアップで見て、ドキドキしないわけがない。
Tシャツの間から見える色っぽい鎖骨。
サラサラした前髪の間から見える瞳があたしを捉えて離さない。
「つ、翼くん…?」
こ、これって…非常にヤバイやつだよね?
さっき、襲う気ないとか言ってたよね?
あれはその場しのぎの嘘だったとか?



