【完】俺様王子とKissから始めます。





たくさんの男の子がいる中で

あたしが翼くんを好きになった理由は
中学三年の冬のある日の出来事がきっかけ。









『ど、どうしよう〜…!!
受験票どっかに落としちゃった…っ』


ドジでマヌケなあたしは受験の日に
大切な大切な受験票をどこかに落としてしまったのだ。


試験まであと1時間ほど。
会場までは15分ほどで着く。

探せば、まだ間に合う。
だけど…見つかるかなぁ?


不安な中、探すしか手がないから
あたしは必死で駅のホームを探した。

さっきまでは持ってたから
落としたとすると、ここしかない。


もう…っ!なんでこんな大事なときに。

自分のマヌケさにこのときほど腹が立ったことはない。

今日まで必死で頑張ってきたのに……

この高校に入るために遊ぶのも我慢して
毎日机に向かって勉強してきたのに……。