【完】俺様王子とKissから始めます。




そんなとき…


「翼じゃん!!」


聞き覚えのある可愛い女の子の声がした。

声のした方を見ると、
そこには女の子たちが四人でこちらに歩いてきていた。


「お、千鶴じゃん」


その四人の中に千鶴ちゃんもいたのだ。
さっき、翼くんの名前を呼んだのも千鶴ちゃん。


翼くんは小さく笑みを浮かべている。

やっぱり好きな人と会うと人って嬉しくて笑っちゃうんだろうな。

そんな翼くんを見て、胸がズキンッと酷く痛んだ。


「翼が遊園地とか珍しいね!

こんな所で何してるの〜?って莉乙ちゃんじゃん!」


あたしの存在に気づいた千鶴ちゃんは
ご丁寧にあたしに手を振ってくれる。


あたしも慌てて笑顔で振り返す。


私服姿も超絶可愛い。
ピンクのワンピースでスカートはフワフワしててすごく千鶴ちゃんらしくて似合ってる。


こんな姿を見れば、みんなが振り返って見るんだろうな。

女子でもイチコロだよ。