「悪かったって。」
やっと、笑うのをやめて謝ってくる。
でも、絶対思ってないでしょ。
だって、まだ頬がピクピク動いてるんだもん。
笑うのを堪えてる証拠だ。
「じゃあ、オレンジジュース買ってきて」
そういって、財布から200円を取り出して翼くんに手渡す。
ふんっ、そんな簡単に許してやるもんか。
あたしのお化けに対する恐怖は人一倍なんだからね。
「はぁ?お前俺に買ってこいと?」
翼くんは信じられないという顔であたしを見ている。
学校では王子様かもしれないけど、
翼くんだってあたしと一緒の一般人なんだから!
「悪いって思ってるなら買ってきて!」
「はぁー…ったくなんで俺が」
と、言いながらも立ち上がって
買いに行く準備をしてくれている。
翼くんはなんだかんだ優しいし面倒見いいもんね。



