「あ、あれは…ひゃあっ…!!」
言い訳をしようとしたらいきなり、耳を甘噛みされて体の力が少し抜ける。
でも、それをさりげなく支えてくれてる翼くん。
そういうところも好きな理由の一つ。
「俺にキスしたくせに生意気なんだよ」
「そ、そんな……っ!」
「てか、お前耳弱いんだな」
ふっ…と小さく笑った翼くんは
色っぽくていつもよりも大人に見えた。
そんな翼くんにドクンッと胸が高鳴り、
鼓動が速くなっていくのがわかる。
翼くんは自分の笑顔とか行動とかが
どんなに魅力的なのか絶対分かってないでしょ。
「俺にキスした罰、その3。
俺と一緒にあそこでデートする刑」
翼くんは遊園地を指さしながら言った。
あたしは返事をする間もなく、
腕を掴まれ強引に連れていかれた。



