「あれ嘘じゃなかったの!?」
今までずっと、嘘だと思ってたんだけど。
だって、あの流れ的に嘘だと思うじゃん?
「お前、俺が嘘ついてると思ってたわけ?」
「いやー…そんなことは…」
図星を突かれて、言葉を濁す。
「莉乙ちゃんと翼、そんなに仲が良かったのね!
それなら、安心だわ!!」
あ、安心…?
翼くんのお母さんが言ったその言葉の意味があたしにはよく分からないんだけど…。
「まぁ、とりあえず二人は遊園地でも行っておいでっ!」
ぼーっと考えているとお母さんに背中を押されて
あたしたちは強引にホテルから出された。
ホテルから出ると、翼くんがムッとした不機嫌そうな表情であたしの方を向いた。
な、なに…?
あたし、またなんかやらかした?



