「ここなら、店じゃねぇし人通りも少ねぇし」
ていうか、なんであたしがもう一回キスすることになってるの!?
あの時の返答はその場しのぎの答えというか
…そういう感じだったんだけど。
「む、むっむっむ…無理です…!!!」
「俺とそんなにキスしたくない?」
まるで、子犬のような瞳であたしを見つめてくる。
ズルいよ、そんな瞳をするのは。
「そ、そういうわけじゃあ…っ!!」
「じゃあ、どういうわけ?」
ど、どういうって……
彼女でもないし…
翼くんはあたしのこと好きでもないのに。
「とにかく、無理です…!!」
あたしは翼くんから一歩後ろに下がろうとしたら、
グイッと腕を引っぱられて妨げられた。



