「大丈夫か。」 朝坂さんはさっきとは違い、優しい声で言った。 「は、はい… 助けてくださってありがとうございます…」 朝坂さんは笑いながら、 「お前なら俺が出るまでもなかったけどな。 投げ飛ばしたのかっこよかった。」 と言って、その場を離れた。 あの人もきっと不良なんだろうな… でも、不良でもいい人いるんだ。 ついてない日だったけど、不良の見方が少し変わった。 そんな日でもあった。