しかし先輩は気にしていない様子。 私の手を握ったまま、どんどん買い物を済ませていった。 「これ、盛岡さんに似合うんじゃない?」 たまに寄り道をしては、変なものを私に押し付けてくる。 きっとこれは先輩なりの気遣いなんだろう。 ただ、センスがものすごく悪い。 「先輩にぴったりですよ。」 「そう? じゃあ買おうか。」 「む、無駄遣いはダメですよ!」 本気で買いにいこうとするから怖い。