生徒会長の秘密



「盛岡さん、夏休み後の文化祭のことなんだけど。」


「はい。」


夏休みも中盤。


そろそろ課題も終わってきた今日この頃。


書道部に復帰した私は今、朝坂先輩と文化祭企画の話し合いをしている。


が、


「俺こういうの嫌いなんだよね。」


生徒会長であるはずの優也先輩は、清々しいほどやる気がなかった。