「そっか…ここからでも見えたんだ。」 「綺麗だな。」 「はい…」 それは一瞬の事だった。 私が花火に見とれていると、友也先輩の顔が近づいてきた。 そして重なる唇。 「じゃあな!」 それだけ言って友也先輩は帰っていった。 「キス?なんで?」 そのお陰でその日は眠れなかった。