私なんかより友也先輩の方がずっと良いヤツだ。 二人で帰る間も、友也先輩はずっと話していた。 お陰で沈黙することもなく無事に家に帰れた。 「すみません、ありがとうございます。」 家の近くになったので、お礼を言う。 友也先輩は相変わらずニコニコとしていた。 すると、ドーンっと、花火が打ち上がる音がした。 そして空に咲く花。