守谷と海宝みたいに、本気でぶつかり合うってのは大事だろ。
まぁ、それと同じくらい、ぶつかり合った後も大事だけどな。
「……冬嘉とケンカした」
守谷らしくない、小さな声が聞こえてきた。
「やっぱりか。観覧車で何があった?」
守谷は腹をくくったのか、観覧車での出来事を話してくれた。
「何でお前は海宝をからかってばかりなわけ?(俺が言えねぇか)」
確かに、つい言い過ぎてしまうことは誰にだってある。
「好きな奴ほどからかいたくなるって言うだろ?」
…………まあ。
分からなくもない。
からかった時の反応は、他の何よりも面白いし(悪魔)
「じゃ、それを海宝に伝えねぇと。海宝、誤解したままだろ?」
俺がそう言うと、守谷はコクンと小さく頷いた。

