「んなっ…………!!!!」
声にならない声で、怒ってる姫央。
「よ、幼稚じゃないしっ!!ゆ、遊園地普段いかないから行きたかっただけだもんっ」
「あっそ」
俺はそれだけ言うと、まだプリプリ怒っている姫央をほって、携帯の画面に視線を移す。
To.今沢流
分かった。俺のとこも大丈夫。相手も遊園地がいいらしい。
守谷からの返信がすぐに返ってきた。
From.守谷蓮
じゃあ今週の日曜日、K駅に朝8時。
「今週の日曜日、朝7時半に俺の部屋にこい」
「は?!」
「じゃ」
俺は桃井家を出て、家へと足を進めた。
日曜日早く来い(単に、蓮君の彼女が早く見たい流であった)