わがまま姫♀×strawberry tea

【姫央♀side】




また………。



また言った。




──“っとに、可愛くねぇ奴”──




禁句だって言ってんのに。




「んン~~っっ」



あたしの顎を掴む流の腕を、ペチペチと出来るだけ強く叩く。



まぁ、びくともしないけどね。




「…………何だよ?」



顔を離すなり、眉間に皺をんせて聞いてくる。



何だよって、こっちが何だよだよっ!!!




「……………言った」

「は?」




むぅぅうう~~!!



「可愛くないって……言ったっ!!!」



さっきよりも大きな声で言った。



「…………だから?」




だ、だっからぁ~?!?



なにそれっ。


婚約者に可愛くないって言っておいて、それはなくない?!




「…………(怒)」

「なに怒ってんだよ?」

「………っさい!!!」




あたしは流を一度睨むと、窓の外へ顔を向けた。