【姫央♀side】



暗い…暗い…暗すぎる!!



なんにも見えないぃ……。




「………ぃ………」



お化けは出てこないけど、この暗闇だけでも十分怖い。




「桃井っ」





……………ん?



今、桃井って言った?



名前を呼ばれた事で我に返る。




「……………え!?」




流は“桃井”とはさすがに呼ばない。



“姫央”とも、まだまともに呼ばれたことないけど……(汗)




あたしはゆっくりと振り返る。





…………………。





「嘘っっ!!!えぇっっ!?」



あたしは掴んでいた腕をパッと離す。



だだだ、だって。



だって、そこにいたのは守谷クン。




「ごごご、ごめんっ!!!気付かなかった!!」

「…平気。まぁ、仕方ないし」



やっちったぁぁ~↓↓↓