たしかに、決してロマンチックではなかったな。
でも、してくれようとしただけで、嬉しいじゃんっ?
「なに、ニヤニヤしてんだよ?(怒)」
「別にー?」
ちょっと、勝った気分。
「お前、調子にのんなよ?」
「のってないよ?」
「………。(それがのってんだよ(怒))」
「………。(そんなつもりないしっ)」
しばらくにらみ合うあたし達。
「ロマンチックとかいう言葉は、もう忘れろ!」
そう言って流は荷物を持ち、歩き出した。
「帰るぞ」
「あ、うん」
2人は今日お泊まりだから、邪魔しても悪いもんね。
早めに退散だー。
冬嘉と守谷クンがいる部屋のドアの前まできて、流は足をとめた。
「………なに?」
「今アイツらはイチャついてるはずだ」
ふむふむ。
確かに。
密室に2人っきり、こんな最高なシチュエーションはナイゼよ(誰?)

