そうしていると、見るからに高級なスーツに身を包んでいる男の人がやって来た。


その男の人が私に近づいて来て


「南亜紀さんですね。私は秘書課の和田明宏と申します。南さんは本日から秘書課に移動なので荷物をまとめて下さい。」


物腰が柔らかい人だった。