少女は記憶喪失


結「冗談じゃないよ...」

?「は?どういう事だよ?」

?「え...?冗談だよね!?ゆーちゃん!?」

?「そんな...なんで...」

?「詳しく話してくれないか?」

結「うん。話す。目が覚めたら病院に居た。自分の名前、家族、友達...全部忘れてしまった...でも...」

?「でも?」

結「よく、あなた達の声が頭の中で聞こえてたの」

3人は驚いた顔をしている

結「それで、病院なんかに居る場合じゃないって直感的に思った。外に出て、着替えて、繁華街に行ったらあなた達に話しかけられたってこと。」

?「なんで繁華街に行ったんだ?」

結「家が無かったのよ。医者に黙って窓割ってここまで歩いたのよ?それに私は記憶喪失。だからどこかになんか無いかな~?って探してたの」

?「そっかぁ...ゆーちゃん本当になにも覚えてないんだね...」

?「家って...」

?「俺達一緒に住んでるぞ」

結「え、はぁぁあ?それ本当?」

?「本当だよっ!!僕達ずっと一緒だったもん!」

?「そうですよ。マンションに四人暮らしでした」

結「そうなんだ...」

?「マンション...行くか」

?「そうだね!ゆーちゃんも無事見つかったし!」