少女は記憶喪失

ふぅ...やっと教室に着いた...のはいいんだけど...

女1「きゃー!優斗様ー!」

女2「まさか同じクラスだったなんて...幸せですわ...!」

女3「でも優斗様記憶喪失らしいの...」

女1「嘘でしょ!?」

輝「うるせぇな...」

当「そうですね...優斗も困惑していますし...」

雪「あ!なら4人で授業サボろうよ!」

結「え、サボっても大丈夫なの?」

当「この学園はテストの点数が良ければ留年なんてしませんよ」

結「え、ど、どうしよう!記憶喪失だから勉強できない...」

輝「いや、優斗が思い出せないのは『思い出』だ...生活や学園で必要な記憶は覚えてるはずだぞ...?」

結「必要な記憶って...?」

当「そのままの意味ですよ。正直に言うと思い出が無くっても、生きていく上で必要な情報さえあれば人間生きていけますからね...」

雪「む、難しい話は終わり!屋上行くよ!」

結「そうだね」


ガチャガチャ
結「あれ?鍵閉まってるよ...?」

雪「大丈夫!僕、鍵持ってるから!」

カチャ
キィー
結「ええ!?な、なんで!?」

当「実は雪のおじいさんがこの学園の理事長なので」

結「はぁ!?凄すぎでしょ...」

雪のおじいさんが学園の理事長...っ!?
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「雪のおじいさん理事長だと屋上行きやすいね~!」

「確かに便利だね!」

「なにかあったときもすぐに屋上行けますしね」

「ああ、サボると言ったらやっぱ屋上がいちばんだな」
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あれは...記憶の映像...?そこに映っていたのは...雪、当麻、輝と...私...