少女は記憶喪失



沢「ゆ...ちゃ...起き...結愛ちゃん起きてっ!!」

あ...もう、朝か...

結「ふわぁ...おはようございます」

あれ?そういえば...

結「今って何月何ですか?」

窓を見ると...青空が広がってていい天気

沢「ん?今は7月だよ。夏の始まりってところだね」

結「そうですか...」

沢「なにか気になることでもあった?」

結「いえ...特になにも...」

どうしてだろう...夏...7月...とても懐かしい気持ちになるの。
なんでかはわからないけど...

ガラガラ

医「結愛ちゃん、体調はどう?」

結「あ、医院長。もうすっかり回復しましたよ」

医「そう...なら、よかったわ。結愛ちゃん。今日検査したかったんだけど、
 急に予定が入っちゃって明日になってしまったの...」

そっか...まぁ、いっか。

結「そうですか。でも、大丈夫ですよ。」

医「そう?ありがとう...!じゃあ、行ってくるわ。お大事に。
 あ、沢井さん。ちゃんと仕事するのよ?」

沢「は、はーい...じゃあね、結愛ちゃん」