「柊斗!嘘はついてはいけませんよー?
私は知ってるのです!
何人かの女の子が、柊斗の下駄箱に手紙を入れてるのを!」


「あはは…。そーいや、下駄箱に手紙を入れるのってどーなのかな?
下駄箱、砂だらけだし…紙が汚れちゃうかも…。」


「…そっか…!ホントだ!告白するときは、やっぱりキレイな紙のまま渡したいよね。
でも、クラスとか違ったりすると、呼び出す勇気がなくて、下駄箱に入れちゃうっていう
子が多そう…。」


「なるほど…そういうことか…。でもあれ?恋愛話にめっちゃ疎い紬が、どうしてそんなに告白情報に詳しいの?」


「“めっちゃ”とか、強調しないでよーもう。
これはね、笑実ちゃん情報だよ!」