まさかの道に迷ってしまったのです。

もう……ここ、どこ?

こんな道、知らないよぉ。

このままじゃ……遅刻しちゃう。


わからぬ道を歩き続ける事、15分。


い、行き止まり?


「はぁー…」


思わず溜息が出る。


とりあえず、来た道を戻ろうとくるりと塀に背を向け歩こうした時だった――。