十月桜

「……だめ、ですか?」

返事が怖くて目をぎゅっと瞑る。

「いや、あの……そうじゃなくて。
俺も……同じ事思ってたから……」


桜庭くんも……私と同じ事を思ってたの?


「桜庭くんも私と同じ事思ってたなんて……すごく、すごく嬉しいです!」


夢見てるのかな……。


自然と頬が緩んでしまう。


「いつ、会えますか?」