十月桜

「桜庭くん!」

「桜小路さん?なんでこんな所に」

「やっと……やった見つけました」


そう言うと、桜庭くんは少し驚いた顔をした。


「俺のこと、捜してたの?」

「は、はい……っ。ずっと、捜してました」

「そうなんだ。すごいな、桜小路さん。
どこにいても見つけてくれるような気がするよ」


……桜庭くん、寂しそうな顔してる。

何か……あったのかな。