「どうだった? 今日もいいけど、先月の方が良かったかもな。まぁこれで、事務所に入れるか分からないけどな」
早下さんはカメラを繰り返し見ながら、中年集団の一人に同意を求めていた。
「確かにな。くるみちゃん。大手企業の事務所しか興味ないからな。俺達は、子会社だからな、でも、一人だけ大手企業の人はいるけどな」
中年集団の一人が後ろを振り向いて、見たのが、昇哉だった。
「確かに……俺ら、くるみちゃんに入ってほしいんだけどな。それを思って、五年か。短いような長いような……でも、希望は持とうぜ。俺ら」
中年集団の一人は、早下さんにポンと肩に置き慰めていた。
よほど耳が良いのかその話を聞いていた昇哉は
「お前ら。まだ、くるみはまだまだだぞ。甘いんじゃないか? ポージングちゃんと見たか。ちゃんとやっているようだが、あんなポージングは不自然しすぎる」


