母親はそう言ってから、人差し指で指した方向はテーブルであった。

テ―ブルには、一通の封筒が置かれていた。

その封筒を手に取ると、私がこないだ受けたばかりのA会社であった。

A会社の面接は、別に受けるつもりなんてなかった。

しかし、大学四年生限定の説明会に行った時であった。

実際働いている人に話を聞いたところ、私なら続けられる仕事であった。

また、文具用品を扱っていることから少しだけ私は関心があったので受けてみた。

本当に、最終面接まで受かると思わなかった。

私は、面接官を見ていたけど、面接官の目は怖かった。

面接で言うことは、大体私の頭の中で決まっていた。

しかし、自分が思っていることと反対に適当な言葉を並べて言おうとしていた。