やはり誰か来るのね。
良かった―安心したと思ったが、ひとりになると不安になる。
昨日、古本屋『松岡』のバイトをすることに決まったが、夢を叶えるためなのか自分でも分からない。
就活をやり直して、自分が何をしたいのか見つめ直したい。
それだけははっきりしている。
でも夢を叶えるとしたら現実問題、小説家になっても金銭問題がある。
才能がなかったら、一生小説家になれない可能性もある。
二二歳、まだ時間はあると思うが、実際すぐに時間は流れる。
だから、夢を諦めて前に進む方が人生にとってはいいのかもしれない。

