太陽が照らす中、バスを降り家に帰った。

 すると、私が玄関を開けると、母親の声が家中に響いた。

「陽琉? 帰ってきたの?」

 母親は、リビングでくつろぎながら、私に聞いてきた。

「帰ったけど」

 私はそう言って靴を脱いで、綺麗に揃えた後、リビングに向かった。

「なに?」

母親は、テレビを見ながら私に言った。

「あなたからきてたわよ」