自分の手で頬を触ったらまだ赤かった。 このモヤモヤはなんなのか分からなくて悩んでいたが、今分かった。 そう私は松岡さんに恋をしたんだ。 「もう、ヤダ。なんでよ、もう恋なんてするもんじゃないのに」 私は空を見上げた。 さっきは雨が降っていなかったのに、小ぶりに雨が降っていたみたいだ。