諦めた夢を古本屋『松岡』が叶えます


「そのまさかだよ。あいつは、政治界に入ったのは総理大臣になるためだからなんでもやってたよ。どんな仕事でも。あの派閥に入ってもっとストレスが溜まったんだと思う。それで、ネコにあたったんだよ……事件は、ひよっちの家で起こった。俺とひよっちが、ネコで遊んでいたんだ。本当、可愛くてな。もうずっと遊んでたよ。遊んで帰る時だった。突然、ドアから入ってきたんだ、あいつが。俺たちは必死で止めたけどあいつは、ネコを取り上げてズボンからナイフを取って……」

 彼はズボンからタバコを出して、俯いた。

彼の言葉を読み取るように、私は彼の変わりに口にした。

「殺した」