「派閥?」 「ああ、あの親父は一番たち悪い派閥に入ったんだ。本当に悪い噂しか流されない派閥だったんだ。そんな所に入るのは少人数だった。その少人数にあいつが入ったんだ。入った本当の理由は、俺はよく分からない。でもひよっち言ってたんだ。親父すごい人になるんだ。やっぱ親父はすげぇやって。あの噂は知ってたと思う。でも尊敬してたんだよな」 「松岡さんは、そんなに林総理大臣を尊敬していたのに何でですか?」 ジッと私を見てから目を逸らして、晴れている空を見た。