近くに小さい公園があった。
そこに、ブランコがあり、ゆっくりと誰かが動かしていた。
誰かなとふっと見ると、変な恰好をしているコバさんだった。
駆け足でコバさんの所へ向かった。
「コバさん」
彼は、ブランコの下にあった砂を足で子どものように蹴飛ばしていた。
私が彼の名前を呼ぶと顔を上げた。
「お前、なんでここに」
「だって、トイレ行くって昇哉さんに言って、どこにもいないし。だから、外にいるかなと思って、探してたらコバさんいたんで」
「……なんなんだよ、お前」
両手に頭を抱えて元々髪がグチャグチャであったがもっと乱れていた。
でも嬉しそうに言っていたように見えた。


