諦めた夢を古本屋『松岡』が叶えます


「陽和」

「俺の名前を呼ぶな」

「お父さんは、お前に悪いことをした。謝りたい、それだけだ。償いとして、ネコカフェは立ててもらいたいと思っている」

「……」

 松岡さんは、黙っていた。

 黙っていたら、彼の横をコバさんが通りすぎた。

「コバ……いいから」

「よくない。ひよっちは黙ってて」

 コバさんは強気な言葉で彼に言うと、林総理大臣に話しかけ始めた。

「総理いや、林さん。ひよっちには、一切近づかないって約束しましたよね」