君が嫌いな君が好き

「そいつはね、後輩の女の子が好きだったのよ。

その子のことが好きだから私に協力をしてくれって、頼んできたのよ。

まあ、よくよく考えてみたら…私なんてそんなものなんだよね。

もしその子だったらマクドナルドじゃなくて、ちょっとおしゃれな感じのレストランに連れて行くんだろうなって。

私は1個100円のハンバーガーで充分だなんて思われたんだね、うん」

そのことを思い出しながら話をした自分が何ともバカバカしい。

うん、そう言うことだね。

「あーあ、どこかに私を好きだって言ってくれる男の人がいないかなあ…。

私だって幸せになりたいんだよ…」

そう言った後でカクテルのお代わりを頼もうとしたら、
「それってさ、結局は自分が悪いんじゃん」

それまで黙って私の話を聞いていた彼が言った。