☆*:.。私のモテ期は来るのかしら。.:*☆

「…制服、それ可愛いじゃん」

「え?あー、うん、まぁ可愛い子限定だけどねー…」
彩乃は口に入れようとした箸を戻す。

私なんかが着ても、絶対に可愛くなんて見られないもん。

いつも仲良い兄妹の間に、沈黙が続いた。

「…あのさ。ちょっと、自虐的すぎない?」
兄さんがいきなり口を開いた。
「え…?」

…自虐的?どういうこと?

「なに…が?」
彩乃はそろそろと顔を上げた。
「彩乃はさ、ちょっと体型が太めってだけで、性格も良いし、話しやすいし、とっつきやすいし…そんなに自分を下に見過ぎない方が、もっと楽しく過ごせるとおも…」

バンッ!!!

「兄さんに私の何が分かるの!?」

気付いたらテーブルを叩き、そう口にしていた。どうしようもない悔しさと、怒りが沸々と頭の中に湧き上がってきたのだ。

「あ、いや…そういう意味じゃなくて…彩乃、違うんだよ。自分を下に見続けると、上を目指すことが出来なくなるって…ことだよ」
兄さんが焦った表情で言う。
「……っ…!!」

何も言い返せなくなる。
確かに兄さんの言っていることは正論だ。
兄さんは私のことを思って言ってくれてる。