君とまた、出会う夏












「3人入ってきたよ!」


「え、ちょっとまって白玉どこ?!」


「誰か注文お願いー」




和菓子カフェは思ったよりも盛況で、2時間ほどの間ずっと動いてばかりいた。



料理を運ぶ係のあたしは、動き回りながらちらっと時計を見る。


時刻は、11時30分前。




そろそろ交代の時間だ。