君とまた、出会う夏



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気がつくと私は、“青空公園”の前に立っていた。






誰もいない公園。

すぐ近くに見える海が夕日を反射してキラキラと輝いている。


時刻は、5時30分。



小さく息を吸って、公園の中に足を踏み入れた。