ちょっと不機嫌になりながらも学校についた。 「そう言えばお兄ちゃんは?」 「若はもうお嬢よりもとっくの昔に学校についておられます。」 そうしれっと言う心。 むかつくわ、この男。 お父さんはなんでこの人を私の側近にしたのかしら… そんなことを思いながら少しもの反抗をしようと勢いよく車のドアを閉めた。