それでもあなたが愛おしい。



「ッチ、結愛がいる時に…」




そう言いながら少し苛立っているお兄ちゃん。






「このまま行きますか?」






「そーだな、このまま行こう。

本家に着けば手は出してこないだろう。」







そんな会話をしていつもと同じ道を通る。






なんだかただならぬ空気に車内がピリピリする。






ここを曲がれば…






ーキキィィィィー!!!ー







「キャッ!」