「結愛、わがまま言うんじゃない。 大体、結愛がほとんどん悪いんじゃない。 それを全部心のせいにするのは心の方こそかわいそうよ。」 そう言うお母さん。 「あ、いやいや姐さん。 心も心であの性格だものお嬢が嫌気さすのもわかりますよ」 みんなして心の肩持って… 「もう知らない」 「あ、お嬢…」 そんな阿人の声が聞こえたけど私は構わず家の中に入る。