恋愛対象じゃなかったのに


───それから数分後

「もう食べられなーい。陸斗あげるー。」


「だから言っただろ。てか半分も食べてないだろ?」


「えー、そんなことないよー!」


「まぁいい。もらう。 マンゴーもうめぇなぁ!」



「ねぇ、莉愛!」


天音がこっそり耳元で話しかけてきた。


「ん?どうしたの?」


「莉愛ってさ、あの、、陸斗くんのこと、好き?」


「え、、んなわけないじゃん!!ただの幼馴染だよぉ!」


「ほんとにそうだったらいいけど。」


「安心して!私は絶対好きにならないから!!」