それから君がくれた大切な宝物ができた。 「望冬(みふゆ)!もうすぐお家出るよ!いそげ」 「お父さん、待って!!」 実里が産まれてから月日は流れ、望冬はいま高校生になった。 高校生になった望冬は若い頃の君にそっくりだよ。